華やかな印象のあるアパレル業界。アパレル販売員として転職してみたけれど、思っていたより仕事がきつかったり、ストレスを感じる事はありませんか？どの職業でも悩みはつきものですし、ストレスは感じるもの。今回はアパレル販売員のストレスの原因と解決方法についてご紹介していこうと思います。
ストレスが多い原因は？
売上問題
接客販売に疲れて辞めていく販売員も多いアパレル業界。お客様によって似合うコーディネートも違いますし、好きなものも様々。接客されてお買い物をしたいお客様もいるし、接客されるのが嫌いでひとりでお買い物したいお客様もいます。
接客って難しいですよね。。。
接客はお客様とのコミュニケーション・距離感が非常に大事です。頭ではわかっているつもりが、接客販売していると、売上も考えなくてはいけないので、空回りになり、最初はなかなか思うように接客ができず、売上に繋がらないこともしばしば。
売上ノルマ、もしくは店舗ごとの売上予算があるところでは、自分自身が売れないと、本社から追及される場合もあるので、ストレスが溜まりやすくなります。
シフト制
アパレル販売員は、早番・遅番のシフト制でまわしている企業がほとんどです。基本的に土日祝日はお休みが取れないので、まわりの友人や親との予定が立て難く、プライベートを充実させる事が困難な場合もあります。また、規則性のある労働時間ではないので、睡眠障害に陥ったり、心身に不調を感じ自律神経の乱れなどの心配も起こりえます。
給料が低い
お洋服が好き！おしゃれが好き！こだわりを持って、アパレル販売員になる人がほとんどです。ファッションにお金をかけたいが、アパレル販売員の給与は、他の職種に比べると決してお給料が高い職種とは言えません。
店頭に立っていると、誘惑も多く、今月は社販は我慢しておこうと思っていても、ついつい社販申請してしまって給料から天引きされ、余計に給料が低く感じてしまう事があります。
さらに原因としては、賞与・退職金がない企業が多いとろこではないでしょうか。そのかわり企業によっては、報奨金や役職手当があるところもありますが、あまり期待できないのが現実です。その為、実家暮らしならまだしも、一人暮らし生活をしている販売員は日常生活に我慢する事が多く、ストレスが溜まる原因でもあります。
体力がキツイ
アパレル販売員は基本常に姿勢よく立っていなくてはいけません。立ちながらの接客、商品の出し入れなどで足腰をつかう仕事なので、慣れるまでは大変です。就業後は足が痛く、むくんでいることも多いのでケアも必要。ヒールを履いて１日接客販売した日なんてもう、さらに足が痛く、帰りの電車で座れない時は悲劇です。
人間関係
アパレル販売員は少人数制の環境が多いので、一度人間関係がこじれると、環境に馴染めずストレスがたまり退職してしまう事も。しかしどこの職場でも人間関係の問題は多少なりともあります。
１．現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて相談できる人がいる労働者の割合は92.8％となっている。ストレスを相談できる人がいる労働者について、相談できる相手をみると「家族・友人」が79.6％と最も多くなっている。また、ストレスについて相談できる相手がいる労働者のうち、実際に相談した労働者の割合は80.4％となっている。
２．現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は58.0％となっている。強いストレスとなっていると感じる事柄たある労働者について、その内容（主なもの3つ以内）をみると「仕事の質・量」が59.4％と最も多くなっている。
引用元 厚生労働省 平成30年労働安全衛生調査（実態調査）
ストレス解決方法について
職場以外での人間関係を作る
上記の労働安全衛生調査でもあるように、職場でのストレスは「家族・友人」に相談するが79.6％で最も多いですね！ひとりで悩まず、相談できる友人達との良好な人間関係を築きましょう。友達がたくさんいるから良いってわけでもありません。少数の友人と深く関わっていきたい人もいます。自身の状況に合わせて「無理しないで付き合える、自分に合った人との関わり」を大切に、ストレスの少ない関係性を築いていってみては如何でしょうか。
会社の上司に相談してみる
信頼できる上司に相談してみる。職場環境をわかっている人に相談できると、話がスムーズに進み理解も示してくれます。信頼できる上司がいるのであれば、まめに連絡を取りながら、日ごろの状況や業務報告などをし、上司からも信頼を勝ち得ていると、親密に相談にのってもらえます。
同じフロアーまたは館で友達を作る
同じ職場の人間ではなく、他ブランドの人達と友人関係が築けると、話題も広がるし、色々な情報も入ってくるので、また新たな発見があります。友人関係が深まってくると、愚痴も言える仲同士になり、接客で嫌な事があったり、上司に叱られたなんて時には、仕事終わりに一緒に飲みに行って、会話をしているとストレス解消にもなります。
熱狂できる趣味を探す
仕事から少し離れて、自分の趣味に没頭するのも良いのではないでしょうか。体を動かしたり、時には読書、また時には自分の趣味のコミュニティに入り、お休みの日を充実させて下さい。
結果をだす＝売上を作る
とことん売上について考え、ストイックに行動してみてはいかがでしょうか。いつか辞めるのだからと思って売場に立っていても、どんどんストレスはたまり、ダークサイドへと足を引っ張られ、日々の業務が滞りミスが多くなってきます。そんな自分嫌ですよね？どうせ辞めるのであればと思い、結果をだしてから辞めてやるーという精神で前向きに行動していると、明るい何か、自分にしかわからないものが見えてきたりもするので、是非前向きに行動してみて下さい。
売上を作るのは本当に大変です。どうして自分の接客では売れないのだろうとスランプに陥ることもあります。そんな時は売れている上司に、または同僚にアドバイスをもらうのも良いと思います。
それでも今の状況に耐えられなかったら転職を考える
１日のうち８時間は労働時間で時間がとられてしまいます。大切な時間ですよね。その大切な時間を無駄にはしたくありません。どうしても今の状況に耐えられなかったら転職も考えてみましょう。現在のの店舗が嫌なら人事に異動願いを申し出ても良いし、アパレルから離れてみたいと思ったら別業種にチャレンジしてみても如何でしょうか。
ですが、ひとりで転職活動するのは至難の業です。何件か転職エージェントに登録するのがおススメです。担当の人材コーディネーターがついてくれて、面接のアドバイスや職務経歴書の書き方なども丁寧に教えてくれるので、是非活用してみください。
