現在アパレル店員として勤務しているけれど、この先不安に感じているとか、老後が心配で、アパレル店員以外で転職を考えてみようと思っている方も多いと思います。
今まで、アパレル店員以外に勤務した事がない場合だと、どんな職業が今後長く働けるのか気になりますよね?
そこで今回はアパレル店員が今までの経験を活かしながら、活躍できる「介護職」に就くための
「介護職就職支援金貸付事業」をご紹介していきたいと思います!!
アパレル店員が今までのキャリアで培ってきたもので、特に介護職で活かせる能力が
・コミュニケーション能力
・ヒアリング能力
・体力!!
の3点が最も活かせる能力で、介護職へ行っても活躍できます‼︎
現在、新型コロナウイルスにより、さらに雇用情勢が厳しくなり、中でも介護職の人材不足は深刻さを増しています。介護業界では、ただでさえ人手が足りない状況です。
介護職就職支援金貸付事業は、常に人材不足問題を抱える介護業界に対し、新型コロナウイルスの影響で職を失った人の為の再就職先にとする目的があります。高齢化が進む中、今後も介護業界への人材の確保を後押しする制度の拡大が期待されそうですね。
未経験・無資格から介護業界へ転職するか悩んでいる方、一歩踏み出せない方は、この「介護職就職支援金貸付事業」の制度を活用してみるのはいかがでしょうか?
「介護職就職支援金貸付事業」ってどんな制度?
今まで介護職に就いたことがない無資格未経験者の方が対象で、これから介護・福祉業界で働く人に対して、最大20万円を支援する新制度が「介護職就職支援金貸付事業」です。
2021年4月から開始すると厚生労働省から発表がありました。
指定の職業訓練を修了後、最大で1人あたり20万円が貸付可能。
研修はハローワークとつながりのある職業訓練校にて無料で受講ができて、資格取得後に、福祉・介護施設に就職が決定後、求職者には就職支援金として20万円が支給されます。
20万円貸付となっていますが、介護や障害福祉分野等で2年間勤務すれば返済を全額免除されます!!実質、給付金と同じになりますね^^
しかし、継続2年間勤務できなければ、全額返済しなければいけなくなりますので、ご注意下さい!
支援金の条件・対象者は?
- 介護・障害福祉分野で就業経験がない方(未経験の方)
- 介護・障害施設に就職すること
- 初任者研修(130時間)や実務者研修(450時間)など、指定の研修を修了すること
支援金の使途は?
支援金の使途は基本的には自由です。
介護職への就職に関するものが対象になりますので、幅広く想定していますが、実際には支援金の使途の報告義務はありません。
- 子供を預けるための費用
- 通勤用の自転車
- 介護ウェア
- 転居に必要な費用など
介護職員初任者研修とは?
介護職員として働く為に必要な技術や基礎的な知識を習得できる資格です。
この介護職員初任者研修は3ヶ月程度の期間が必要と言われていますが、年齢や学歴などの受講要件もなく、最短1か月で取得も可能で、介護資格で最も取得しやすい資格です。
以前は「ホームヘルパー2級」に相当する資格で「介護職の入門的な資格」として位置づけられています。資格取得後は「実務者研修」を経て、介護の実務を3年間経験した後には、国家資格である「介護福祉士」の受験資格を取得することが可能です。
どんな試験なの?
ヘルパー2級資格の場合は、受講のみで試験はありませんでしたが、介護職員初任者研修は、全過程終了後に試験があります。試験内容は、1時間の筆記試験で選択式の場合が多いでしょう。多くの実施校では合格基準点を70点程度に設定しています。もし不合格となったとしても、追試があり、ほぼ全員が合格するというのが現状のようです。是非この機会に、試験に合格し資格を取得し、キャリアアップを目指しましょう。
介護職員初任者研修中の生活費はどうする?
介護職員初任者研修中は、雇用保険の適用有無に応じて、給付金を受け取ることができる2パターンがあります。
・雇用保険が適用される場合
雇用保険の加入期間が退職前の2年間で通算12ヶ月以上(やむを得ない事情での退職は1年間で通算6ヶ月以上)ある場合は、失業保険(基本手当)の受給ができます。
・雇用保険が適用されない場合
職業訓練受講給付金を受給しましょう‼︎雇用保険が適用されない場合は、ハローワークに申請し、月10万円の職業訓練受講給付金を受給することができます。
まとめ
昨今のコロナ禍の影響で注目を集めたエッセンシャルワーカー(私たちの日常生活に必要不可欠な仕事を担う労働者)。全体の求人は減少している中、エッセンシャルワーカーに対する需要は高まっています。特に医療業界では「介護」「看護」に関する求人が増えており、介護業界では、将来性や安定性において大きな魅力があります。
是非この機会に、アパレル販売員で培ってきたコミュニケーション能力を活かしてください。利用者様やご家族の人生に関わる事で学びも多く、たくさんの感動とたくさんの出会いができるお仕事です。ですが、精神的・肉体的にもハードであることは事実。資格取得に必要な、時間・お金などの心配で介護の仕事に踏み出せなかった人にとっては、間違いなく力強く支援してくれる制度です。
詳しい詳細は、各都道府県の社会福祉協議会に設置されている「福祉人材センター」等にお問い合わせするか、若しくは、居住地の「都道府県名」と「福祉人材センター」で検索すると、ホームページが見つかりますので、参考にしてみて下さい。